ご存知でしょうか?ソーラー発電。家の屋根のうえに載ってる黒っぽい大きなパネル。あれが太陽光発電システムの正体です。あのパネルがお日さまの光を電気に変える魔法の板、モジュールなんですね。太陽の光が当たると電気をつくる不思議なパネルの謎を解いて見ましょう。

写真提供:三洋ホームズ株式会社

写真提供:株式会社京セラソーラーコーポレーション
太陽光パネルって、どうやって電気を作るのでしょう、不思議ですね。パネルのなかには、電気的性質の異なる2種類の半導体が入っています。パネルが太陽の光を浴びると、N型とP型の半導体は、それぞれマイナスとプラスの粒子を生み出し、相互の半導体の間に電気が流れるんです。これが太陽電池の仕組みです、簡単でしょう。でも、電池なんですが、なぜか、電気を貯めて置くことはできません。なぜなんでしょう、不思議ですね。

発電パネルのことを、モジュールっていいます。モジュールには変換効率といって、どのくらいの電気に変換できるか、その効率を表す数値があります。効率のいいモジュールはたくさん発電します。変換効率は、一般的には15%前後です。普通のお家の屋根なら、お日さまが出ている日中なら1時間当たり3KW~4KWの発電をしてくれます。でも、晴れの日ばかりではありませんし、夜には発電しませんから、全部を太陽電池で賄うことはできません。年間を通じて、だいたい約60~70%程度の電力が太陽電池で発電できる量だと思えばいいでしょう。
発電に一番いい条件は、屋根の向きが真南で、勾配が30度、気温が10~12℃だそうです。温度が高すぎると、電流が流れにくいので、真夏は効率が悪いんだそうです。

お家でたくさん発電しても、使い切れなかったらどうなるのでしょう。水みたいに排水されちゃうのでしょうか。アースを伝わって地中に・・・・そんなことはありません。使わなかった電気は、電力会社に買い取ってもらえます。でも、夜や昼間でも天気が悪くて、あんまり発電しない日は、電気が足りなくならないのかしら。そんな場合は、どうなるのでしょう。そんな時は、電力会社の電気を使いますから、ご心配は無用です。
それより、電力会社に買い取ってもらえる金額が、去年の11月から高くなったんです。住宅用だと、1KWあたり48円/kwhで買ってもらえるので、もしかしたら、電気料金がマイナス、つまり、電力会社からお金を払ってもらえる月が増えそうなんです。ラッキー!

そうですね~、決して安くはありません。1KWの太陽光パネルを設置するには、約70万円の費用がかかります。設置の平均が3~4KW用ですから、200~280万円程度の費用が必要です。けっこう掛かりますよね。
でも、もし、あなたの家が、今、新築中なら、是非、太陽光発電システムを屋根に載せることをお薦めします。新築なら、平均より少し安くて、1KW当たり57万円前後です。ですから、3KWなら170万円程度、4KWでも230万円くらいでお家が発電所に変身します。

よくご存知ですね~。太陽光発電のシステムをご家庭に設置する場合、国から1KW当たり7万円の補助金が交付されます。ですから、設置費用の約1割は補助金で補てんできることになります。そのほか、都道府県や市町村なんかも補助金を出しているところがありますから、もう少し安くなる可能性がありますね。
東京都では、国よりも多い、1KW当たり10万円もの補助金を出していますし、区からの助成も期待できますから、住んでる地区・地域によっては、費用の1/3から1/2程度が補助金で足りちゃうなんてこともあるんですよ。よく確認してくださいね。
国からの補助金は、太陽光発電普及センター(J-PEC)がその業務を行っていますので、詳しくは、HPをご覧ください。
また、自治体関係は、新エネルギー財団のHPに助成制度のある自治体が掲載されていますので、ご確認のうえ、関係する県や市町村におたずねください。
太陽光発電システムが発電する電気は、二酸化炭素を排出しません。だって、太陽が発電するのですから。でも、太陽電池の元になるシリコンなど原料の発掘や電池の製造を行う工場の建設、燃料の輸送、太陽電池の運搬や保守などがありますので、その過程で二酸化炭素が排出されます。でも、例えば、火力発電なんかに比べれば、とてもわずかです。
電力中央研究所の報告資料によれば、1KWの電力を発電して、送電するときの、二酸化炭素排出量は、石炭火力発電が975g、石油火力発電が742g、LNG火力発電が608gです。これらに比べて、太陽光発電はわずか53gです。もちろん、家庭に設置されたあとは、二酸化炭素は出ませんから、クリーンでエコなエネルギーだってことおわかりですね。
そんな地球環境に優しい太陽光の電力ですが、わが国では、地熱や風力発電と合せても、たった2%のシェアしかありません。全国のお家の屋根全てに、太陽光パネルが載っかる日が来ることを期待したいですね。


最近よく見かける太陽光発電システムですが、実際に自宅の屋根に取り付けるとなると、どこに相談すればいいのでしょう。新築なら簡単です。設計を担当した設計事務所や工事を担当する工務店に相談にのってもらうのが一番確実です。それ以外なら、メーカーのお客様相談室が良いでしょう。ソーラーパネルを作っているメーカーは、一般消費者向けに窓口を開いていますから、そちらに電話をしてみてください。
![]()