今度はエコジョーズです。これなら知ってました?ガス給湯器の仲間ですから、なじみがあると思ったのですが。エコジョーズとは、高効率のガス給湯器のことです。これまでのガス給湯器を改善して、なんと熱効率を95%にまで高めた優れものなんです。



写真提供:株式会社ノーリツ
図を見ていただければ、おわかりになるでしょうか?ちょっと見では、これまでのガス給湯器と同じようにしか見えませんね。でも、秘密は器内の上の方にある「2次熱交換器」なんです。これまでの給湯器では、ただの空間でしたが、エコジョーズでは、パイプをはわせて熱交換に使っています。つまり、今までは棄てていた余熱を使って、1次熱交換器に到達する前の水をぬるま湯にしてたんです。その結果、約95%という驚異的な高い熱交換率を可能にしたというわけです。
なお、燃料は都市ガス(12A、13A)が標準ですが、LPガスタイプも同程度の能力を持っています。

エコジョーズもいろんなタイプがありますね。基本的には、全自動(フルオート)タイプ、自動(オート)タイプ、給湯専用タイプの3つです。メーカーによって、機能はやや異なりますが、全自動タイプならほとんどのことが、リモコンでできちゃいます。自動お湯張り、自動追い炊き、自動保温、自動足し湯なんかはお手の物です。全自動タイプに暖房システムが付いたタイプもあり、床暖房や浴室暖房・乾燥、ミストシャワーが付いたものもあります。オートタイプは、自動足し湯機能がないくらいで、ほかはフルオートの機能と同じです。給湯専用は、追い炊きや自動足し湯なんかはできませんので、家族の多い家庭やお風呂の時間がマチマチな家庭には不向きかもしれません。

見た目は変わりませんが、今までのガス給湯器に比べて、多少高くなることは覚悟してください。ただ、普及率が高まるにつれ、価格も相当低下してきていますから、メーカーのカタログ価格に比べれば、割安なことは間違いありません。
一般のガス給湯器と同様に、エコジョーズにも能力(2分間に水温+25℃のお湯を何リットル出せるか)別に機種が設定されています。16号、20号、24号、28号などですが、この号数の違いによって、および、フルオート、オート、給湯専用などのタイプによっても異なるので、一口にいくら位とはいえません。ただ、一般の家庭で普及しているのは、20号もしくは24号のフルオートあるいはオートタイプですから、この範囲でなら価格を特定するのは、それほど難しくありません。20号~24号のオートタイプで20万~30万円、同じくフルオートタイプで25万~40万円程度です。取り付け工事は条件によって異なりますが、新築工事で壁掛けタイプなら5万円前後。増改築工事で壁掛けタイプなら5~8万円程度でしょう。
ちゃんと補助金がありますよ。エコジョーズって正式には、「潜熱回収型給湯器」っていうんです。潜熱っていうのは、これまで棄てていた排熱のことですが、この熱を回収して2次熱交換で熱交換を行っていることとドレン水への対応を施されている給湯器が、補助金の対象になります。
補助金額は、機器に対して1万7000円、ドレン水対応に対して上限5000円です。ですから、全部で2万2000円ということですね。これって助かりますよね。でも、機器の価格に下限があって、1台10万9000円未満で購入したなら、補助金はでません。あんまり安く買うのも考え物ですね。
詳しくは、一般社団法人都市ガス振興センターのホームページでご確認ください。
HPのアドレスは、http://www.gasproc.or.jp/です。
LPガスの場合は、日本LPガス団体協議会です。こちらのHPアドレスは、
http://www.nichidankyo.gr.jp/hojo/kyuto/index.htmlです。
もうひとつ朗報です。エコジョーズは自治体でも補助金を出してるところが多いんです。今住んでる、県や市町村に問い合わせてみてください。
ついでに、もうひとつ。ガス会社によっては、エコジョーズのガス料金を割引してるところもありますので、こちらもガス会社に問い合わせてみてくださいね。
エコジョーズが熱効率95%だっていうのは、もう、ご説明しましたね。その結果、ランニングコストが13%も削減できたんです。つまり、ガスの使用量が13%減ったことになります。お金に換算しますと、給湯だけなら、年間で約1万円、床暖房も合わせると約1万5000円も節約できるんです。
二酸化炭素はどうでしょう?これまでのガス給湯器が大気中に200℃の熱を出していたのに対し、エコジョーズは50℃、つまり、1/4程度の熱しか排出しませんから、地球の温暖化防止に貢献しているようです。それに、二酸化炭素の排出量も従来型に比べ約13%も削減できるようです。ちゃんと地球のことを考えてる給湯器なんですね。
燃料がガスのエコジョーズ、電気が燃料のエコキュート。さて、どっちを選べばいいのでしょう。それぞれに特徴がありますので、この選択は悩ましいところです。オール電化のように、熱源を1本に絞り、火を使わないで生活したい家族なら、エコキュートがお薦めですが、ガスとの関係をそのままにして、エコな生活を手に入れたいなら、エコジョーズがお薦めです。
ここでは、目に付く相違点だけを挙げておきます。
エコジョーズとエコキュート、どっちがエコ
| 熱源 | 給湯方式 | 価格 | 大きさと質量 | 設置 | |
|---|---|---|---|---|---|
| エコ ジョーズ |
基本的には、12A、13Aの天然ガス。LPガスタイプもあります。 | ガス給湯器と同様、瞬間式湯沸し器。 | 20万円~40万円程度。国の補助金が最大2万2000円。 | 床置式、壁掛式とも小型。質量も30~40kgと、小型軽量。 | 従来タイプの給湯器と同じく、取り付けは簡単、容易、安価。 |
| エコ キュート |
電気。ただし、独立した200ボルトの電源。火を使わないので安心・安全。 | 環境に優しい、自然の熱を有効利用するヒートポンプ方式で、貯湯式。 | 60万円~80万円程度。国の補助金が最大4万1000円。 | 床置式。貯湯ユニットはやや大型で、質量も重く、500kg超も。 | 専用のコンクリートの架台が必要。取り付けにはやや時間と費用がかかる。 |
| エネルギー効率 | CO2排出量 | 湯切れの心配 | ランニングコスト | その他 | |
| エコ ジョーズ |
総合エネルギー効率約90%熱効率は約95%。 | 従来型に比べ、約13%のCO2を削減。 | 瞬間式なので、湯切れの心配なし。沸かしたお湯は、即、飲用も可。 | 天然ガスやLPガスは、やや割高。市況変動もあるので・・・。 | 床暖房や浴室暖房・乾燥も。ミストシャワーもOKです。 |
| エコ キュート |
実稼働率を約1.9として、総合エネルギー効率は約70%。 | ガスや灯油給湯器に比べ、約50%のCO2を削減。(発電所分は除く) | 使いすぎると、湯切れの心配。貯湯式なので、そのままで飲用は無理。 | 夜間電力使用なので、割安、ガスの1/3。生活パターを見直せば、更に、エコ・省エネに。 | 床暖房や浴室暖房・乾燥も。ミストシャワーもOKです。 |
それでは、実際にエコジョーズをご自宅に取り付けるにはどうすればいいのでしょう?早いのは、都市ガスならガスを供給しているガス会社、LPガスなら燃料店に相談すると確実です。でも、費用をできるだけ抑えたいと考えるなら、別の手があります。たとえば、近くのホームセンターやリフォーム店でも相談にのってくれますよ。ネットでも破格の値段のエコジョーズが販売されていますので、価格にこだわるのならネット販売を利用する手もありますね。また、最近では、ラジオショッピングでも取り扱っているようなので、ラジオに聞き耳を立てる方法もありますけど。でも扱うのがガスですし、長期間使うことになるのですから、アフターサービスのことを考えるなら、信用のおけるお店にお願いするのが一番ではないでしょうか。
参考までに、エコジョーズをつくっているメーカーと大手ガス会社の窓口を紹介します。
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