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エコキュート

エコキュート

エコキュートの正式名称は「家庭用自然冷媒ヒートポンプ給湯機」といい、ヒートポンプを動かして家庭で使うお湯を効率的につくる機器です。ヒートポンプは、空気から汲み上げた熱に圧力をかけて高温にして、その熱でお湯を沸かす技術で、エアコンや冷蔵庫にも活用されています。そのためエコキュートは、写真のようにお湯をつくり出すヒートポンプユニットと、温められたお湯を蓄える貯湯ユニットの2つから構成されています。

エコキュート(EHP-3736GPXH)エコキュート(EHP-3756GPXHT) 写真提供:株式会社長府製作所

どうやってお湯をつくるの?

寒い冬でもエアコンは大活躍ですね。暖房もエアコンで行っているご家庭も多くなっています。空気が汚れませんからね。同じ原理でお湯をつくることができるんです。だから、エコキュートのヒートポンプユニットは、エアコンの室外機にそっくりです。ファンを回転させ、外の空気を熱交換器を介してヒートポンプの中に取り込み、ユニット内の冷媒(二酸化炭素)を温め、温まった冷媒を圧縮機に送って圧縮します。すると、冷媒の温度は65~90℃と高温になるので、熱交換をしてタンク内の水をお湯にできます。下の図を参考にイメージしてみてください。

エコキュートの仕組み エコキュートの仕組み

お湯を沸かすだけなんですか?

エコキュートを設置する一番の目的は、給湯、つまりお湯を沸かすことですが、ほかにもいろんな機能が備わっています。例えば、お風呂の給湯なら、自動給湯機能、自動保温機能、自動足し湯機能、追焚き機能、高圧力機能などです。さらに、床暖房や浴室暖房・乾燥機能などが付いた多機能タイプもあります。
設置場所だって選びません。奥行きの薄い薄型タイプ、高さが高いスリムタイプ、瞬間湯沸し方式の瞬間給湯タイプまで揃っています。
タンク容量も選べます。2~3人家族向けの300ℓ、3~4人家族向けの370ℓ、もっと大きな460ℓタイプもありますから、大家族でも心配無用です。370ℓタイプがよく売れているようです。
でも、寒冷地では使えないのでは? そんなことはありません。冬場の外気温が-10~-20℃でも使用できる、寒冷地仕様のエコキュートもありますから、ご安心ください。

多機能タイプのエコキュート 多機能タイプのエコキュート

どこに設置できますか?

設置スペースと機器搬入スペースがあれば設置できます。設置の際には転倒防止のため、施工手順に沿って、基礎に堅結します。貯湯ユニットは大きさにもよりますが、350~600kgもの重さになるので、それだけの重さに耐えられる基礎が必要となります。
あと注意しなければならないのが設置場所です。運転した時に、主にヒートポンプユニットから音が発生するので、音が周囲に影響しない場所に取り付けたほうがよいでしょう。
それから導入が決まったら、まずメーカーや施工業者あるいは電力会社に、設置可能か見てもらったほうが安全です。メンテナンスのことも考えて、前面はヒートポンプユニットなら80~100cm、貯湯ユニットなら60~80cmのスペースを確保しておくとよいでしょう。

オール電化ってどうかしら?

オール電化をする場合、エコキュートが選ばれる可能性が高くなります。オール電化は、エネルギーの多様化を避け、熱源の全部を電気だけで賄うことです。基本的に、ガスは使わないため、火の不始末なんてこともありません。それに、ガス給湯器の不完全燃焼で一酸化中毒になるなんてこともありませんから、安全・安心です。
でも、エコキュートだけではオール電化住宅にはなりません。キッチンにはIHクッキングヒーターが必要です。メーカーからいろんなタイプが出ていますので、エコキュートの選定と合せて検討してみてください。本体価格は3口タイプでだいたい20~25万円で入手可能だと思います。
これで万全と思っていませんか。冷暖房はどうしますか?冷房はエアコンで問題ないとしても、暖房となると、エアコンの風が不快と感じる人も少なくありません。エコキュートの床暖房なら心配ありませんが、予算の関係でできなかった方には「蓄熱式電気暖房機」というものをご紹介します。蓄熱レンガを夜間電力を使ってヒーターで加熱して、蓄えた熱を昼間に放熱する暖房機です。これも火を使いませんから安全性に問題はないようです。
さらにこれらの電気設備や家電を一括管理するHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を導入して、家庭で用いるエネルギーを管理するのも一つの方法です。

オール電化ってどうかしら?オール電化ってどうかしら?

ランニングコストはどうですか?

熱源を全部電気にするのは安心で安全ですが、月々の電気代が気になるところです。でも、安心してください。エコキュートは、基本的に深夜の安価な電力を使ってお湯を沸かしますから、経済的です。でも、家族の生活パターンによっては、高くなる場合もあります。昼間は留守がちで、生活は夜間が中心というご家庭ならエコキュートは打ってつけですが、逆のパターンのご家庭は少々考えた方がいいかもしれません。
東京電力では、オール電化住宅などを対象に「電化上手」という料金プランを用意しています。夜間(午後11時から翌朝の午前7時)の電力が、通常プラン(従量電灯B)の電気料金の半分以下になる料金プランですから、時間帯が合えばお得ではないでしょうか。その他「おトクなナイト8」とか「おトクなナイト10」といったプランもありますから、契約される電気供給会社とよくご相談されるといいでしょう。

でも、高いんでしょう?

メーカーやタンク容量、機能性の違いによって若干差がありますが、リモコンを含めて50~60万円程度が標準でしょうか。ただ、取り付けるには設置工事が必要なので、機器の費用のほかに、基礎工事も含めて10~15万円程度の工事費が必要です。でも、これでガス給湯器が要らなくなりますから、ガス代の節約にもなります。

補助金はありますか?

助成を行っている自治体がありますので、県や市町村に照会してみてください。

取り付けるにはどうすればいいの?どんなメーカーがあるの?

実際にエコキュートを取り付けるとなると、どこに相談すればいいのでしょう?新築なら、最初から設計者や工務店に「オール電化でお願いします」とか「給湯はエコキュートにしたい」などと話しておけば、そのとおりに設計してくれますし、機器の手配もしてくれますから、何の心配もいりません。
リフォームの場合手っ取り早いのは、今契約している電力会社に相談してみることです。電力会社のショールームなどに出向いて、説明を受けたり、実際にエコキュートに触れてみるのもいいかもしれません。また、自宅を建ててくれた工務店を訪ねても相談に応じてくれるはずです。最近では、大手の家電量販店やリフォーム専門店なども扱っていますので、そちらで大まかな予算を確認するのもいいでしょう。
参考にエコキュートのメーカーと製品を掲載します。3~5人家族用の370ℓのフルオート型で一般地仕様(寒冷地用ではない)のタイプを紹介していますが、その他各社細かい仕様によって製品が分かれていますので、先に述べた工事業者などに相談してみるのもよいでしょう。詳しい内容については『積算資料ポケット版住宅建築編』をご参照ください。

[エコキュートメーカー]
コロナ・ダイキン工業・タカラスタンダード・長府製作所・パナソニック・日立製作所・三菱電機

エコキュート 製品例

メーカー・
製品名
コロナ ダイキン工業 タカラスタンダード 長府製作所
貯湯ユニット  ヒートポンプユニット  貯湯ユニット  ヒートポンプユニット  貯湯ユニット  ヒートポンプユニット  貯湯ユニット ヒートポンプユニット
CHP-E37AX3  EQ46SFV EQS3708UFA-NS ET-3701BX EHPE-4530
外形寸法 W630×
D730×
H1860mm
W900×
D300×
H650mm
W630×
D730×
H2175mm
W825
(+74)×
D300×
H735mm 
W630×
D730×
H1870mm
W800×
D285×
H638mm
W630×
D730×
H1825mm
W825
(+74)×
D300×
H675mm
メーカー・
製品名
パナソニック 日立アプライアンス 三菱電機
貯湯ユニット  ヒートポンプユニット  貯湯ユニット  ヒートポンプユニット  貯湯ユニット ヒートポンプユニット
HE-J37HQ HE-PJ45H BHP-F37PD1 SRT‐WT37 SRT‐SU45‐L
外形寸法 W600×
D680×
H1810mm 
W799(867)×
D299(332)×
H672mm
W650×
D730×
H1771mm
W792×
D299×
H720mm
W630×
D760×
H1830mm
W638×
D285×
H800mm
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