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木製建具工事

木製建具工事

木製建具とは、基本的に木材で作った建具のことです。主に家の内部の仕切り部分に用いられます。開閉方式は、引戸タイプとドアタイプに分かれます。和室に使われる襖や障子なども木製建具の仲間です。
木製建具は種類が多いのですが、洋間が増えた昨今の住宅では、化粧合板で表面を仕上げたフラッシュ(FLUSH)戸の使用頻度が高くなっています。フラッシュ戸というのは、骨組みの両面に合板(ベニヤ板)などを接着した、表面が平らなドアのことをいいます。フラッシュ戸には、上部にガラスをはめ込んだもの、下部に換気用のガラリをはめ込んだもの、金属製のものなどがありますが、室内に使用される戸として多用されています。フラッシュには、「平ら」などの意味があり、名前の由来はそのへんにあるのだと思います。

フラッシュ戸のいろいろ

見積書の見方

名称 規格・仕様 数量 単位 単価 金額
WD1一本引き框ガラス戸 スプルス框引戸850×2000 1   60,000
WD2一本引きガラス戸 シナ合板両面フラッシュ戸ガラス850×2000 1   42,000
WD3引き違い戸 シナ合板両面フラッシュ戸850×2000 1   44,000

木製建具工事の見積書には、名称欄にWD1とかWD2などの符号が書かれています。この符号は、設計図書のなかの木製建具一覧表と一致しており、建具の詳細は、この建具表で判断します。種別、形状、材質、大きさ、付属品などが詳しく書かれています。符号の読み方ですが、WDは木製戸を表しており、1は図面のなかの設置個所、たとえば、玄関などの部位を指しています。ちなみに、S(SJと記す場合もある)は障子戸、Fは襖を表す符合です。ここには登場しませんが、ADはアルミ戸、AGはアルミ製ガラリ、SDは鋼製戸、WFは戸襖を表します。なお、設計者によっては、符号が若干異なることもありますので、建具表を確認するなどして、符号の内容を調べてください。
また、木製建具一覧表には、通常、図面(姿図)を載せることが多いので、図面を見ただけで、その形状が一目瞭然ですし、サイズについての詳細、把手や錠前など金物類についてもわかるようになっています。

木製建具の姿図の例

さて、WD1をもっと詳しく見てみましょう。種別は「一本引き框ガラス戸」となっています。まず、一本引きですが、これは、片引き戸のことで、一枚の戸の開閉による出入り口であるという意味です。また、框(かまち)ガラス戸とは、ドアの四周に枠としてまわした框とその仕口(しぐち)で、戸の重量を支える構造の戸のことで、框の内側がガラスだということです。框戸は堅牢で丈夫なので、開け閉めの激しい部分の戸やドアにはうってつけです。また、ガラスが入ることで、部屋の中の様子が伺えますし、だれが来たかがわかるので大変便利です。

框戸のいろいろ

木製建具で「既製品」との柱記がないものは、注文品となります。注文品とは、対象の住宅のために建具店、表具店などが注文を請けて製作するものです。注文を請けるのは建具だけですから、敷居、鴨居や建具枠は木工事で扱うことになります。取り付け(吊り込み)、高さや水平などの納まり、付属品の取り付けや調整などは、建具店や表具店が行います。
次に、建具に付属するハンドル、ノブ、把手や錠などをみてみましょう。

名称 規格・仕様 数量 単位 単価 金額
レバーハンドル空錠 HORI  LBR-SH-L-1211L-51WD 5 8,500 42,500
丁番 BEST  ステン平儀星丁番3.0×127 12 1,600 19,200
引き手・ツマミ タカトク  WTF-13程度 27 1,000 27,000

木製建具工事の見積書の下には、付属品の把手や錠などの金物価格が掲載されています。これらはドアや戸を現場で取り付ける際に必ず必要となるものですが、あらかじめ、どのメーカーのどの品番を使うかを決めておきます。
まず、レバーハンドル空錠です。レバーハンドルはおわかりですね。ハンドルを握って、下に降ろすとドアが開く把手です。空錠っていうのは、錠がない、つまり、錠が掛からないタイプの把手ということです。レバーハンドル錠と書いてあれば、錠付きです。規格欄にはメーカー名や品番が書いてあります。このケースでは、8千500円のレバーハンドル5組の価格です。
ドア部に取り付けるレバーハンドル部分は、工場であらかじめ取り付けますが、枠部分は現場でなければ取り付け不能なので、作業が発生します。この場合、見積書に、取付費として計上される場合と、建具製作費に含まれる場合があります。また、ここでは登場しませんが、戸当たりやクローザーなどが入ることもあります。襖や障子では、敷居すべりが加わることもあります。
次は、丁番です。蝶番と書かれることもありますが、そういえば、蝶の羽根に似ていないこともないですね。メーカーはBEST、3㎜厚で高さが127㎜のステンレス製の平たい普通の儀星丁番のようです。ドアのヒンジに一番多く使われているのが、この儀星(ぎぼし)丁番です。軸の上下の飾りが橋の欄干に付いているぎぼしに似ているのでこの名がついたようですが、最近の儀星丁番には、装飾した擬宝珠がないタイプが多いようです。儀星の型は平型・剣型・丸型・ボタン型があります。扉の開き角度が90°になった時に軸(芯棒)を上に抜くことができるので、重いドアの吊込み(取り付け)も容易にできますし、荷物の出し入れなどの際にドアを簡単に取り外すことも可能です。

建具に使用する丁番

木製建具の価格

既製品は、品番さえ明らかなら、メーカーカタログで定価等を確認することができます。なお、定価には、建具本体、標準枠、標準レバーハンドル(標準引き手)、丁番などが含まれています。工務店では、この定価に対して、値引きされた価格を見積書に掲載していますが、値引きの幅は、メーカーや工務店によって異なります。一般には、定価の40〜60%程度に納まるようです。
注文品は、室内のフラッシュ戸や障子、襖などで多く見られます。ただ、材質や仕様によってかなりの値幅があり、標準価格を決めるのが難しい資材です。障子や襖には、芸術品の範疇に入るような加工を施したものもあり、それらは大変高価です。一般的な木製建具は、スプルス材と合板を使用することが多く、比較的安価です。

玄関ドアいろいろ

障子のいろいろ

襖(ふすま)のいろいろ

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